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2025年05月12日
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マラリアになったときの思い出

2008年11月03日
私はカンボジアでマラリアに2回なった。
と話をするとものすごいびっくりされる。
そりゃそうでしょう・・・

オフィスに居ると、
「マラリアが心配なんですけど大丈夫ですか??」
という質問が毎日あります。

私がマラリアになったのは、ちょうど、田舎の方へ仕事で
出かけて帰ってきて一週間ほど後でした。

最初は寒気と頭痛で始まり、風かなぁ・・と思っていたのですが、
40度に近い熱が続き、もしや鳥インフルエンザ?
昔はやったサーズ??
もしくは・・・マラリア??

血液検査をした結果、マラリアという事が判明し、
即座に治療に当たりました。たくさんの薬と点滴で
体力的にも精神的にも限界で、
母親に「マラリアになったから、一度日本に帰る」
とカンボジアに住み始めて、両親だけには心配をかけないように
心がけてきた私も限界だったのでしょう。

母親は非常に心配し、カンボジアまで迎えに行くと言い出し、
熱にウンウンうなされながらも、
「あぁ・・・飛行機代で10万かかるからあかん」
と母親のカンボジアまでのお出迎え?(私がお出迎え?)
を断り、単独日本へ。

ヘロヘロになりながら、関西国際空港に到着し、
検疫を受ける際に、

「あのぉ・・・マラリアなんですけど・・・」

の一言に、係員もビックリ・・・。
母親が病院を手配してくれていることや、カンボジアで
ある程度治療をし、発病からだいぶ時間がたっていたことで、
自力で病院にいくことを許され、

関西国際空港の近くにある、感染病棟に入院。

そこまで到着し、つらくて涙がでてきた。
「うえぇぇぇぇん・・・おかぁさーーん」

涙をぬぐったティッシュペーパーを捨てようとすると、
看護婦さんが一言
「ここは感染病棟ですから、何かに触ったり、捨てたりするときは
一言お願いします」

うぅん・・・冷たいなぁ。

結局、検査の結果、マラリアは完治しており、
栄養剤を3本程打って貰い、元通り元気に。

実家に向かう、車の中で、
「うぉぉぉぉぉ元気になったぞ!いつカンボジアに帰ろうかなぁ」
と言う失言に母親がブチ切れたことは忘れられない。

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